福井大学医学部と福井医療大学保健医療学部は、学生を相互に受け入れ、将来地域医療の現場で共に働く学生の交流を進めています。7月4日、5日、本学医学部医学科の5年生109名が、地域包括ケア(注)を学ぶため、同リハビリテーション学科を訪問し合同で実習を行いました。
福井大生は、12のグループに分かれて講義を受講。義肢?装具学の実習では、医療大生のサポートを受けて義足を体験し、足を包むソケット部の形状によっては痛みが生じることを知りました。他にもリハビリテーションに関する講義を医療大生と共に受講し、新たな知見を得ていました。
実習のもう一つの目的は両大生の交流。医療機器の取り扱い方法を教えあったり、将来の仕事について話し合ったりと目的が達成されたようでした。
本学学生は「医療大生は、リハビリテーション学を深く学んでいると感じた」、福井医療大学生は「将来同じ職場で働くかもしれない医学部生と一緒に学べて良かった」と話し、本学医学部の山村修教授は「今年の合同実習は、以前よりブラッシュアップされており、多彩な実習を用意してもらった。本学の学生にとってより良い体験ができたと思う」と話しました。
本学では、今後も地域に求められる実践的な医療教育プログラムを行っていきます。
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(注)地域包括ケア:高齢者などが地域社会で療養生活を行うための支援の仕組み。