本学と永平寺町は、「永平寺町立在宅訪問診療所の管理運営に関する基本協定」の締結式を3月22日に、永平寺町役場で行い、永平寺町の河合永充町長と本学の眞弓光文学長が協定書に署名しました。式には、永平寺町議会議員、医学部附属病院の医師、看護師ら関係者30名が出席しました。
基本協定では永平寺町が地域福祉の一層の増進を図るために診療所を開設、本学が指定管理者となって、医師?看護師の育成と地元への若手医師の定着に務め、外来診療のほか、地元医療機関や介護事業者など他職種と連携して在宅ケアの充実を目指すため相互に協力することを取り決めました。期間は2019年4月から10年間です。
河合永平寺町長が「福井大学と連携強化を図りながら、高齢者ができる限り住み慣れた地域で自分らしい生活が出来るよう支援し、地域共生社会の実現に向けたまちづくりを推進したい」と挨拶しました。
眞弓学長は、「附属病院が開院して36年、本学は最先端の医療を実践し、地域医療の充実と人材育成の役割を担ってきた。少子高齢化社会における地域医療、総合診療医師?看護師を養成しチーム医療を根付かせていきたい」と述べました。
本診療所は、8月1日から診療を開始予定で、医師2名、看護師3名、事務員3名が常駐し、内科を中心とした外来のほか、訪問医療?看護、往診など24時間365日体制で在宅医療を推進します。